今回はマーキスカボションをワイヤーラッピングしたトンボのペンダントの作り方を解説します。
ワイヤーラッピングというのは、穴のない石(ルース)をワイヤーだけで留める技法のことです。
ワイヤーラップにもいろんなやり方がありますが、この記事のやり方は1本のワイヤーだけでできる手軽で一般的な方法です。是非マスターしてオリジナル作品に応用してください。
ワイヤーラップの記事はほかにもいくつかあります。興味がある人は、"穴なし"のタグがついたほかの記事も見てみてください。タグ一覧はサイドバーにあります。
用意するもの
- #20(0.9mm)ワイヤー #20(0.9mm) Round wire
- #30(0.3mm)ワイヤー #30(0.3mm) Round wire
- 3mm 丸ビーズ 1個 1 Piece 3mm Round bead
- 15mm×7mm マーキスカボション 1個 1 Piece 15mm×7mm Marquise cabochon
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ) Round-nose pliers
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ) Chain-nose pliers
- フラットノーズプライヤー(平ペンチ) Flat-nose pliers
- ニッパー Wire cutters
- 太さ4~5mmの丸い棒 Rod 4-5mm in diameter
- 油性マーカー Permanent marker
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
この作品では、このワイヤーウィーブを使います。やり方を知らない人は、あらかじめ下のリンク先の記事を見て練習しておいてください。とっても簡単です。

【ワイヤーの編み方】はしごのような模様ができるワイヤーウィービング | K's Wire Art
ワイヤーアクセサリーの基礎、ワイヤーウィービングのやり方。2本の芯ワイヤーを使った簡単なワイヤーウィーブを紹介します。一定間隔で平行線が並ぶ、はしごのような模様のウィービングパターンです。
作り方
次に、裏側に重ねた方も裏に曲げます。
ワイヤーをカボションの側面を通して、カボションの上で交差させます。ワイヤーの重ね方はどちらが表側でもいいのですが、一応写真と同じように左を表側、右を裏側にしておくと分かりやすいと思います。ワイヤーの重ね方はどちらが表側でもいいのですが、一応写真と同じように右を表側、左を裏側にしておくと分かりやすいと思います。(クリックして拡大した写真は右利き用なのでご注意ください。)
背面の#20に数回巻いてから余りを切り取ります。
Step. 6
交差部から20mmの部分にペンで印をつけます。
交差部で表側に重なっている方のワイヤーの印部分をチェーンノーズで固定し、下の羽の表側、胴体の裏側、反対側の羽の裏側を通して曲げ、羽の形を作ります。反対側の羽の形が崩れないように注意してください。
羽の形は左右対称になるようにし、左右の羽の間にできる菱形が、すべて同じ大きさになるよう整えてください。(私のは左の羽が大きいし、中央の菱形もゆがんでいますが💦)(私のは右の羽が大きいし、中央の菱形もゆがんでいますが💦)
Step. 7
50cmくらいの#30ワイヤーを用意してください。
羽の上の2本の#20をワイヤーウィーブのはしご編みでまとめるのですが、ワイヤーウィーブの解説をしていると記事が非常に長くなってしまうので、詳しくはこちらの過去記事を見てください。
簡単に言うと、巻き付ける向きを絶対に変えずに、上下の#20に交互に巻いていくだけです。
#20ワイヤーの先端を右にして横向きに持ち、下の#20に#30の左端を数回巻き付けます。#20ワイヤーの先端を左にして横向きに持ち、下の#20に#30の右端を数回巻き付けます。2本の#20の間から裏側へ、#20の下から表側への向きで巻いてください。
ワイヤーウィーブに使った#30を、ワイヤーウィーブのはじめと終わり部分に数回巻いて、最後に背面の#20に数回巻いてから切り取ります。
カボションの下に差し込んだ#20は短く切って、カボション側面のワイヤーに固定します。