チャトンを爪留めし、反対側に葉っぱの飾りをあしらったフリーサイズリングです。爪留めも葉っぱ飾りも非常に応用が利くので、自身の作品に取り入れてみてください。
ハートの指輪の作り方も簡単に解説します。
リーフリングの作り方
用意するもの Tools And Materials
- #20(0.9mm)ワイヤー #20(0.9mm) Round wire
- #24(0.55mm)ワイヤー #24(0.55mm) Round wire
- #30(0.3mm)ワイヤー #30(0.3mm) Round wire
- チャトン ss28(6mmくらい)/ 1個 1 Piece ss28 (about 6mm) Chaton
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ) Round-nose pliers
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ) Chain-nose pliers
- フラットノーズプライヤー(平ペンチ) Flat-nose pliers
- ニッパー Wire cutters
- 直径4mmと2mmの丸い棒(任意) Rods 4mm and 2mm in dia (Optional)
- ハンマーと金床(任意) Hummer and Anvil (Optional)
- リングマンドレル Ring mandrel
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
- 今回の作品では、以前解説したバスケット編みというワイヤーウィーブをします。この記事でも簡単な解説はしていますが、ワイヤーウィーブが始めての人はこちらの過去記事を見て練習しておくと理解しやすいかもしれません。
- リストの"丸い棒"は100円ショップの編み棒がオススメですが、ラウンドノーズプライヤーを使ってもいいです。ワイヤールーパーを持っている方はそれを使ってください。
- ハンマーと金床を持っていない方は無くても構いません。
- リングマンドレルを持っていない方は指くらいの太さの棒を使ってください。私も持っていないのでゼブラのマッキーを使っています。
- チャトンというのは下の写真のように背面が山形になっている石のことで、ふつうは専用の台座を使ったり接着剤で固定したりします。お店によっては背面の形状からVカットストーンと表記されていることもあります。
作り方
Step. 1
25cmの#20ワイヤーと、20cmの#24ワイヤーを用意してください。
#20ワイヤーの中心に、#24ワイヤーの左端を巻き付けます#20ワイヤーの中心に、#24ワイヤーの右端を巻き付けます。#20の上から裏側へ、#20の下から表側への向きで、3回半巻いてください(#24の先は上向きになります)。
2mmの棒を#20ワイヤーの上に十字に重ねて持ちます(またはラウンドノーズの2mm部分で#20ワイヤーをつかみます)。#24を、2mmの棒の右に3回半巻き、#24の先は下に向けておきます。#24を、2mmの棒の左に3回半巻き、#24の先は下に向けておきます。
巻く向きは最初に巻いた3回半とは逆向きで、#20の下から裏側へ、#20の上から表側への方向です。
Step. 2
#24を巻き付けた部分の右端をチェーンノーズ先端で押さえて、#24を逆向きに(#20の上から裏側へ、#20の下から表側へ)に3回半巻きます。#24を巻き付けた部分の左端をチェーンノーズ先端で押さえて、#24を逆向きに(#20の上から裏側へ、#20の下から表側へ)に3回半巻きます。#24は上を指した状態になります。
4mmの棒に通したまま、ワイヤーをねじります。ねじるとき、片方がまっすぐなままで、もう片方がまっすぐな方に巻き付いた状態になることがあるので気を付けてください。
ねじった部分が、作りたい指輪サイズの内径から10mm引いたくらいの長さになるまでねじってください
(リングサイズ表はこちら)。女性の標準サイズなら大体40mm弱でいいです。フリーサイズリングなので、それほど厳密に長さを気にする必要はありません。
葉っぱの付け根近くをフラットノーズで固定しながら、ワイヤーを1回巻いて、残りは切り取ります。
Step. 6
80cmくらいの#30ワイヤーを用意してください。
大きい方の葉っぱから編んでいきます。#30ワイヤーの左端から30cm位のところを、下側のワイヤーに2~3回巻き付けます#30ワイヤーの右端から30cm位のところを、下側のワイヤーに2~3回巻き付けます(緑でハイライト)。葉っぱの内側から表へ、葉っぱの外側から裏への方向で巻いてください。2~3回巻いたらワイヤーの先は表側に出しておきます。
下側のワイヤーに2~3回巻き、上側のワイヤーに2~3回巻く。これを繰り返していきます。上のワイヤーを巻くときも下のワイヤーを巻くときも、向きは必ず葉っぱの内側から表側へ、葉っぱの外側から裏側へ、です。間違えないようにしてください。
バスケット編みの解説では、ワイヤーを巻く回数は一定で、編み始めの方にしっかり詰めていましたが、葉っぱは自然物なのである程度ルーズでいいと思います。
ハートの指輪の作り方
トップ写真のハートの指輪の作り方もついでに解説します。といっても、ハートの部分は以前解説したハートの指輪の作り方とほぼ同じだし、それ以外は葉っぱの指輪と同じなので、ざっとした解説にとどめておきます。
過去記事のハートリングはこちら👇

かわいいのに超簡単、ハートの指輪の作り方 / 初心者向けワイヤーアートアクセサリー -DIYレシピ 19- | K's Wire Art
材料は15cmの20ゲージワイヤー1本だけ。初めての人でも難なく作れるシンプルなワイヤーリングです。
用意するもの Tools And Materials
- #20(0.9mm)ワイヤー #20(0.9mm) Round wire
- #24(0.55mm)ワイヤー #24(0.55mm) Round wire
- チャトン ss24(5mmくらい)/ 1個 1 Piece ss24 (about 5mm) Chaton
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ) Round-nose pliers
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ) Chain-nose pliers
- フラットノーズプライヤー(平ペンチ) Flat-nose pliers
- ニッパー Wire cutters
- 直径3.5mmと2mmの丸い棒(任意) Rods 3.5mm and 2mm in dia (Optional)
- ハンマーと金床(任意) Hummer and Anvil (Optional)
- リングマンドレル Ring mandrel
作り方
Step. 1
葉っぱの指輪と同じく、25cmの#20ワイヤーと20cmの#24ワイヤーを用意してください。
#20の左端から10cmの部分から、#24を2回半ずつ巻いて3本の爪を作ります。#20の右端から10cmの部分から、#24を2回半ずつ巻いて3本の爪を作ります。葉っぱの指輪より小さいチャトンを使うので、#24を巻く回数を1回少なくしてます。
#24を巻いた部分を直径3.5mm位の棒を使って輪にし、ワイヤーねじって、ハンマーがある人はねじった部分をハンマリングし、チャトンを留めます。よく分からなかったら葉っぱの指輪のstep3~4も参考にしてください。
ねじる長さは、作りたい指輪サイズの内径通りでいいです。ハンマリングする場合は、伸びる分を考慮して若干短めにしておいてください。(リングサイズ表)
折り曲げた部分をラウンドノーズ先端でつまみ、ねじってある方を右に、ねじっていない方は左に曲げます。(逆向きでもいいです。私と同じように作るとハートは右上向きに、ねじってある方を左に曲げるとハートは左上向きになります)折り曲げた部分をラウンドノーズ先端でつまみ、ねじってある方を左に、ねじっていない方は右に曲げます。(逆向きでもいいです。私と同じように作るとハートは左上向きに、ねじってある方を右に曲げるとハートは右上向きになります)
ねじっていない方はねじった方より小さく曲げられませんが、それで大丈夫です。
ねじった側のハートの上部をラウンドノーズで固定し、大きすぎる反対側を押して小さくしつつ、ハートの形を整えていきます。
一気に小さい形にするのではなく、ハートを少し押す→ワイヤーを整える→ハートを少し押す→ワイヤーを整える
を繰り返して少しずつ小さくしていってください。
Step. 4
あとはリングマンドレルに巻き付けるだけなのですが、そうするとハートの下に変な隙間(青でハイライト)ができてしまいます。最後にこの部分をチェーンノーズで整えてください。リングマンドレルにはめるとやりやすいです。