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【ワイヤーの編み方講座#3】 バスケット編み

基本のワイヤーウィーブ③:バスケット編み

ワイヤーの編み方講座第3回目。今回解説するのは2本の芯ワイヤーの間から向こうが透けて見える面白いウィーブスタイルです。
バスケットのようにも見えるので、私はバスケット編みと呼んでいます。

2本の芯ワイヤーを少しずつ広げたり、少しずつ狭めたり、平行にしたり、自由自在なのがこのウィーブスタイルの便利なところです。

用意するもの

  • #20(0.9mm)ワイヤー : 10cmくらい × 2本
  • #28(0.35mm)ワイヤー : 80cmくらい × 1本
  • チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
  • ニッパー

作り方

Step. 1

非利き手に#20ワイヤーを1本と、#28ワイヤーを持ちます。
右利きの人は左手で両ワイヤーの左端を、左利きの人は右手で両ワイヤーの右端を持ってください。

#28#20に3~5回巻き付けます。
これは巻いたワイヤーが解けないようにするためのストッパーで、パターンの一部ではありません。

イラストと同じように、#20の手前・上側から巻いてください。下からでもできますが、説明が少し違ってきてしまいますので。

ワイヤーウィーブ#3 step1
ワイヤーウィーブ#3 step1
ワイヤーウィーブ#3 step1

Step. 2

step1の上に#20を1本追加。2本の#20をハの字に広げて持ちます。
#28を追加した#20の裏側に流してください。

ワイヤーウィーブ#3 step.2
ワイヤーウィーブ#3 step.2

Step. 3

上の#20の上側から#28を前面に出して、上の#20に3回巻き付けます。
(3回じゃなくてもいいです。ここで巻く回数が多いほど透け感が強くなります。)

3回巻いたら、Step.1と同様に#28は2本の#20の間から裏側へ通しておいてください。

ワイヤーウィーブ#3 step.3
ワイヤーウィーブ#3 step.3(左)
ワイヤーウィーブ#3 step.3

Step. 4

#28を下の#20の下側から前面へ出して、下の#20に3回(Step.3と同じ回数)巻きます。3回巻いたら2本の#20の間から裏へ通しておきます。
イラストはわかりやすいように隙間をあけていますが、写真のように詰めて巻いてください。

ワイヤーウィーブ#3 step.4
ワイヤーウィーブ#3 step.4
ワイヤーウィーブ#3 step.4

Step. 5

Step.3と4を繰り返していきます。
上の#20に3回巻いて、#28は裏へ。下の#20に3回巻いて、#28は裏へ。

ワイヤーウィーブ#3 step.5
ワイヤーウィーブ#3 step.5

Step. 6

2cmくらい巻けたら、芯ワイヤーの幅を変えてみましょう。
チェーンノーズプライヤーで写真のように#20を先すぼまりの形にします。2cmくらい先で#20が重なるようにしてください。そのままでは編みにくいので、重なった部分からまた広げておくといいです。

そして今まで通りに編んでみてください。

ワイヤーウィーブ#3 step.6

Step. 7

#28が滑ってすごく巻きにくいですよね。

非利き手の人差し指で、巻き付ける部分の#28を押さえて丁寧に編んでいきましょう。

ワイヤーウィーブ#3 step.7

Fin

step6で折り曲げた部分から2cm先の#20がぶつかる部分まで編んだら、#28が解けないようストッパーとしてどちらかの#20に3~5回巻いて、#28の両端を切り取って完成です。
#28の切り口はチェーンノーズプライヤーなどで押さえつけておきましょう。

ワイヤーウィーブ#3 fin