ワイヤーの編み方講座第4回目。ジグザグ編みを紹介します。…ちょっとトップ画像からは何がジグザグなのかわからないと思いますが、この編み方は上に行ったり下に行ったりとジグザグに編み進めるので、ジグザグ編みという名前にしてみました。
この編み方は芯が2本以上なら何本でもできるので、必要に応じていくらでも芯を追加して板のように太くできます。
今回はとりあえず4本で練習してみましょう。
用意するもの
- #20ワイヤー : 10㎝くらい × 4本
- #28ワイヤー : 150㎝くらい × 1本
- ニッパー
- チェーンノーズプライヤーなど先の細いプライヤー
編み方
Step. 1
非利き手に#20ワイヤーを1本と、#28ワイヤーを持ちます。
右利きの人は左手で両ワイヤーの左端を、左利きの人は右手で両ワイヤーの右端を持ってください。
#28を#20に3~5回巻き付けます。
これは巻いたワイヤーが解けないようにするためのストッパーで、パターンの一部ではありません。
イラストと同じように、#20の手前・上側から巻いてください。下からでもできますが、説明が少し違ってきてしまいますので。
これでこのパターンの1つ目が完成です。
上るときは2本ずつ、下りるときは1本ずつ巻く、というスタイルです。(裏から見ると、上るときに1本ずつ、下りるときに2本ずつになっています)
Fin
そのまま編んで練習しましょう。
編み終わりに、#28が解けないようストッパーとして♣に3~5回巻いたら、#28の両端を切り取って完成です。
#28の切り口はチェーンノーズプライヤーなどで押さえておきましょう。
ウィーブパターンをいくつか作れるようになると、どのパターンを選んだらいいのか迷うことがあると思います。
まず考えるべきことは、今自分が作ろうとしている部分がデザインの中のメイン部分なのか、それともメインを引き立てる部分なのかということです。
芯ワイヤーがあまり巻かれておらず、露出している部分が多いと、光をよく反射して全体の中でよく目を引く部分となり、メイン部分にぴったりです。
逆に巻かれている部分が多いと、巻き付けたワイヤーが影を作るので暗い印象となります。
背景として使えば立体感を演出できると同時に、メインをより明るく引き立たせる役も演じてくれます。
今回紹介した巻き方は芯ワイヤーがほとんど隠れてしまう編み方です。
模様の美しさを生かしてメインに使うのはもちろんありですが、背景としても最適なパターンです。
…というのは誰かエラい人が言っていたわけではなく、私がそう思っているだけでして、まったく違う考えの人もいると思います。一意見として参考にしてください。