まるでワイヤーを結んだかのようなちょっと不思議なデザインの指輪の作り方を紹介します。今回は2本立てです🌺
とても簡単な端の処理で、溶接しなくてもワイヤーの端がないように見せかけることができます。
用意するもの
- #16(1.6mm)ワイヤー
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
- フラットノーズプライヤー(平ペンチ)
- ニッパー
- リングマンドレル
- プライヤー類についてはこちらの記事を、ワイヤーについてはこちらの記事を参考にしてください。
- この指輪はとても簡単な構造なので難易度1のラベルをつけましたが、#16ワイヤーがとにかく硬くて大変です。100円ショップの工具は壊れちゃうかも… 一度作ってみて無理そうだったら#18ワイヤーを使うか、アルミの#16ワイヤー使ってください。
- 念のためにニッパーが#16ゲージ(φ1.6mm)のワイヤーに対応していることを確認してください。プラスチック用は壊れます。
- リングマンドレルを持っていない人はマーカーなどで代用してください。私はゼブラのマッキーを使っています。
- サイドバーにリングサイズ表へのリンクがあります。(右上の≡をタップで表示)
リングAの作り方
まずはトップ写真の左側に写っている指輪の作り方から解説します。右側の指輪を作りたい人も、step3までは作り方が同じなので、そこまで作ってください。
ワイヤーの中心部分をリングマンドレルに巻き付けます。実際に作りたいサイズより2サイズほど太めの部分に巻いてください。
交差部分のワイヤーの重ね方はどちらでも作れますが、説明しやすくするために、写真と同じように右に向かう方を上にしてください。 交差部分のワイヤーの重ね方はどちらでも作れますが、説明しやすくするために、写真と同じように左に向かう方を上にしてください。
2つの指輪の共通部分はここまでです。トップ写真右側の指輪を作りたい人は"リングBの作り方"まで飛んでください。
Step. 4
リングの内側で余分なワイヤーを切り取ります。
ニッパーの平らな面をリング側に向け、切り落とす側にニッパーのくぼんでいる面を向けて切ってください。こうすると、リング側のワイヤーの切り口が平らになります。(ニッパーについてはこちらの過去記事でも解説しています)
Step. 5
フラットノーズプライヤーとチェーンノーズプライヤーを使って、丸カンを閉じるときと同じやり方でワイヤーの切り口を合わせます。
ワイヤーの切り口を合わせることで、リングを装着する際にワイヤーの端で肌を傷つけないようにすることができます。
ピッタリ合わせたら、念のために切り口の部分を指でこすって確認してみてください。
リングBの作り方
ここからトップ写真の右側に写っている指輪の作り方を解説します。step3までは左側の指輪の作り方と同じなので、そこまで作っておいてください。