前回解説した立体2-2編みを使った作例を作ってみました。
立体編みの”厚みがある”という特徴を生かして、カボションの側面を固定しています。
用意するもの
- #20(0.9mm)ワイヤー
- #30(0.3mm)ワイヤー
- 2mm丸ビーズ : 1個
- 15mm丸カボション : 1個
- いつも使っている基本的なプライヤー類
- ニッパー
- 直径15mmくらいの丸い棒
- 油性マーカー
この作品を作るための前提知識として、前回解説した立体2-2編みと、普通の2-2編み(過去記事では2-2編みではなく3-3編みになっていますが、2回ずつ巻くか3回ずつ巻くかという違いだけです)と、バスケット編みができる必要があります。
ワイヤーウィーブに関してはこの記事内では解説していないので、分からない人は過去記事を見て練習しておいて下さい。
作り方
Step. 2
印をつけた#20ワイヤーと、もう1本の#20ワイヤーをワイヤーウィーブで固定します。
100cmの30ゲージワイヤーを用意して、一番左端の印の部分から、2つ目の印の部分まで2-2編みをしてください。100cmの30ゲージワイヤーを用意して、一番右端の印の部分から、2つ目の印の部分まで2-2編みをしてください。
step2の始めに2-2編みをした2本のワイヤーを確認して、同じ2本のワイヤーに普通の2-2編みをします。最後の印部分まで編めたら、編み始めと終わりの#30は切り取ります。
Step. 5枠を作る
3面のうち、step2で最後に追加した芯ワイヤー(ピンクでハイライト)と、ウィービングワイヤーを2cm引き出した芯ワイヤー(黄色でハイライト)の2本がある面を確認してください
この面を直径15mmくらいの棒に添えて雫形を作ります。
step2で最後に追加したワイヤー(普通の2-2編みをしていないワイヤー)を下に曲げて、枠の下端近くで両側が接触するように形を整えます。こちら側が背面です。
15cmくらいの#30ワイヤーを用意します。
#30ワイヤーの中心部分を、#20ワイヤーの接触させた部分に数回巻き付けます。
交差させたワイヤーをカボションの上端から2cm程ねじります。
背面から押さない限り、カボションが落ちない程度には固定できていることを確認してください。落ちるようであればプライヤーでねじった部分の中心より少し下(矢印の辺り)を掴んで、もう少しねじってください。
step5の最後に前面に出しておいた#30ワイヤーを、1~2回巻き付けます。
Step. 9上部装飾
ここからはねじったワイヤーを紫、step6で前面に避けておいたワイヤーを黄色、下端で背面から折り曲げたワイヤーをピンクでハイライトします。
ねじったワイヤーを、丸プライヤーを使って前面に丸めます。
黄色ワイヤーを背面に曲げて、背面でねじった部分の左右に並べます。
20cm位の#30ワイヤーを用意します。
ねじったワイヤーの裏側で、黄色ワイヤーをバスケット編みでまとめます。幅を一定に保ってください。
紫ワイヤーも裏側に曲げて、黄色ワイヤーに添わせます。
ピンクワイヤーを裏側に曲げます。
紫ワイヤーを短く切って、ピンクワイヤーに固定します。
黄色ワイヤーを、紫ワイヤーをカールさせた部分に固定します。
15cmくらいの#30ワイヤーを用意し、中心より少し右の辺りを、この2本の#20ワイヤーに2~3回巻き付けます。15cmくらいの#30ワイヤーを用意し、中心より少し左の辺りを、この2本の#20ワイヤーに2~3回巻き付けます。
#30の両端は黄色ワイヤーに数回巻き付けてからカットします。
またはお好みでstep7と同じようにビーズを飾ってください。