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大きめチャトンを使った、存在感のある本格ワイヤーラップリングの作り方 《前半》 -レシピ70-

チャトンと言えば爪留めが定番で、このブログでも爪留めの指輪を解説したことがありますが、今回は装飾の一部でチャトンを包んでしまう留め方です。

チャトンは光を効率よく反射させるためのカットが施されているので、チャトンの上に深めにワイヤーを被せてしまっても、しっかりとキラキラ輝いてくれます。

用意するもの

  • #20(0.9mm)ワイヤー
  • #28(0.35mm)ワイヤー
  • チャトン SS39 (8.3mm前後): 1個
  • いつも使っている基本的なプライヤー類
  • ニッパー
  • リングマンドレル
  • 4.5mmくらいの編み棒
補足
  • 解説文では、φ0.9mmワイヤーを#20、φ0.35mmワイヤーを#28と表記します。
  • 編み棒はかぎ針ではなくて、下の写真のように先端が円錐状になっているタイプを用意して下さい。先端部分だけを使います。円錐状であれば編み棒でなくてもいいです。
  • プライヤー類についてはこちらの記事を、ワイヤーについてはこちらの記事を参考にしてください。
  • リングマンドレルを持っていない人はマーカーなどで代用してください。私はゼブラの紙用マッキーを使っています。細い方のキャップ部分が指輪を作るのにちょうどいいです。
  • あらかじめ、作りたいリングサイズの内周を把握しておいてください。サイドバーにリングサイズ表へのリンクがあります。(右上の≡をタップで表示)

作り方:前半

Step. 1ワイヤーウィーブ

20cmの#20ワイヤーを4本と、100cmくらいの#28ワイヤーを1本用意します。

1本の#20ワイヤーの中心に、#28ワイヤーの中心を1回巻き付けます。

#20ワイヤーを1本追加して、はしご編みを10パターン編みます。
写真はワイヤーの中心部分に矢印をつけておきました。

残りの2本の#20ワイヤーを上下に追加して、4本の#20ワイヤーに2回巻きます。

はしご編みをさらに10パターン編みます。

Step. 2

#20ワイヤーを逆向きに持って、はしご編みのはじめ部分に2回巻きます。

左右対称になるようにワイヤーウィーブをします。(はしご編み10パターン、全体に2回、はしご編み10パターン)

ワイヤーウィーブ部分が、作りたいリングサイズの内径の長さより3mmほど短いくらいの長さになるまで、左右にはしご編みを追加します。

最後に、このウィービングパターンで4本のワイヤーをまとめてから、ウィービングワイヤーの端を始末します。

ワイヤーウィーブが完了した状態

Step. 3リング成形

ワイヤーウィーブの両端部分で#20ワイヤーを2本ずつに分けて、左右のワイヤーが直線になるくらい大きく開きます。

ワイヤーウィーブ部分をリングマンドレルに巻き付けます。

真ん中の2本のワイヤーを平行にそろえます。

Step. 4

20cmくらいの#28ワイヤーを用意します。

平行にした2本のワイヤーの、端近くの持ちやすいところを持ちます。
#28ワイヤー(水色でハイライト)の右端から5cmくらいのところを、2本の#20ワイヤーの間に挟んで一緒に持ちます。#28ワイヤー(水色でハイライト)の左端から5cmくらいのところを、2本の#20ワイヤーの間に挟んで一緒に持ちます。

#28ワイヤーの左側を、2本の#20ワイヤーに3~4回巻き付けます。#28ワイヤーの右側を、2本の#20ワイヤーに3~4回巻き付けます。

2本の#20ワイヤーの間に挟んだ部分を引っ張って、親指で押さえていた部分を引き絞ります。

#20ワイヤーの根元部分まで滑らせて移動させます。

#28ワイヤーの両端は、中心の穴から裏側へ通しておきます。

20cmくらいの#28ワイヤーをもう1本用意して、反対側の2本も同じようにしてまとめます。

指輪のリング部分が完成した状態

Step. 5石座を作る

中心の穴に編み棒の先端を差し込みながら、4本のワイヤーの角度を調整します。
チャトンを置いてみて、リングを前後左右に傾けても揺れたり落ちたりしないくらい安定させておきます。

この時点でチャトンが安定していないと、このあとでチャトンを固定するときに苦労するので、時間をかけて調整してください。

中心の穴に編み棒の先端を差し込んで、4本のワイヤーの角度を調整しているところ
チャトンの安定性を確認しているところ(上から)
チャトンの安定性を確認しているところ(横から)

Step. 6チャトンを固定

右上の2本を、チャトン右上端にかぶせるように右下へ曲げます。左上の2本を、チャトン左上端にかぶせるように左下へ曲げます。
まだチャトンに密着させなくていいです。

左下の2本を、チャトン左下端にかぶせるように左上へ曲げます。右下の2本を、チャトン右下端にかぶせるように右上へ曲げます。

右上と左下のワイヤーを同時に、慎重にチャトンに押し付けます。左上と右下のワイヤーを同時に、慎重にチャトンに押し付けます。この段階でチャトンはほぼ完全に固定されます。

4本のワイヤーでチャトンが仮留めされた状態
4本のワイヤーでチャトンが仮留めされた状態

左上のワイヤーを左下へ、右下のワイヤーを右上へ曲げて、先に曲げたワイヤーの上にかぶせます。右上のワイヤーを右下へ、左下のワイヤーを左上へ曲げて、先に曲げたワイヤーの上にかぶせます。