もうクリスマスまで2週間を切っているのでクリスマス飾りのチュートリアルなんてちょっと遅すぎですが、12月1日に思いついて大急ぎで作りました。
こんなに短期間で記事を書き上げたのは初めてです。トップの写真ももっときれいに撮りたかった💦
一文字ずつ解説していたらやたらと長い記事になりましたが、作るのは簡単です。今からでも作ってお部屋に飾ってください。
もくじ
用意するもの
Eng
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#18(1.2mm)ワイヤー
#18(1.2mm) Round wire
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#30(0.3mm)ワイヤー
#30(0.3mm) Round wire
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#26(0.45mm)ワイヤー
#26(0.45mm) Round wire
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ドロップ形ビーズ(トップホール) : 6mm×4mm 1個
1 Piece 6mm x 4mm Teardrop bead (Top drilled)
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ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
Round-nose pliers
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チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
Chain-nose pliers
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フラットノーズプライヤー(平ペンチ)
Flat-nose pliers
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ニッパー
Wire cutters
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油性ペン
Permanent marker
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
🔸上のリストに書いた通り、#18ワイヤーを使います。#18は決して扱いやすいワイヤーとは言えないので、ワイヤーを曲げるときにプライヤーでどの位置を固定するかが重要です。写真を参考にしてください。
🔸制作に入る前に、この型紙を印刷してください。
リンク先を開いたら、上部ツールバーの一番左にある"ファイル"をクリックし、プルダウンメニューの一番下にある"印刷"を選択。印刷プレビュー画面が現れたら、右の"詳細設定"をクリックして、用紙サイズが"A4"、倍率が"規定"となっていることを確認してから印刷ボタンをクリックしてください。
🔸ドロップビーズは#26ワイヤーを使ってメガネ止め(Wrapped wire
loop)にしておいてください。メガネ止めのやり方はこの記事では解説していません。YouTube
等に解説動画がたくさんあるので検索してください。丸投げですみません。
Step. 1 / Merry
"Merry"の2文字目の"e"から作ります。
35cmの#18ワイヤーを用意して、左端から20cmのところで曲げて逆さまの滴形をつくります。滴形にしたとき、左側が15cm、右側が20cmです。左から右へ向かう方を表側に重ねてください。
チェーンノーズプライヤーを使って滴形を小さくして、型紙の"e"と同じ大きさにします。
(現在、私の環境下では文字の輪郭だけがまだらに印刷されるという怪現象が起こっているので型紙が変ですが、気にしないでください)
Step. 2 / Merry
"e"の左側をラウンドノーズプライヤーで固定して右のワイヤーを曲げ、次の"r"の形に合わせます。
"r"の右に曲がるところにペンで印をつけてください。
印をつけた部分の少し上に反時計回りの小さな丸を作ります。印の上にワイヤーが重なるようにしてください。
チェーンノーズプライヤーを使って、丸を小さくします。
チェーンノーズを使って丸の少し右を下に折り曲げ、型紙に合わせて形を整えてください。
"r"の右側をラウンドノーズで固定して、ワイヤーを上に曲げて次の"r"の形に合わせます。
1つめの"r"と同じようにもう一つ"r"を作ったら、型紙の上に置いて"y"の上端部分にペンで印をつけておきます。
Step. 3 / Merry
印の部分でチェーンノーズを使って前面に折り曲げます。
ワイヤーが重なっている部分をラウンドノーズで固定して、"y"の上部を作ります。
"y"の右の上端部分にペンで印をつけ、前面に折り曲げます。"y"の下は上に折り返さないでください。
Step. 4 / Merry
"Merry"の一文字目の"M"を作ります。
"e"の右側をラウンドノーズで固定してワイヤーを上に曲げ、"M"の上端部分にペンで印をつけておきます。
"M"の下端にペンで印をつけて、前面に折り曲げます。
角度の調整が必要なときは、写真のように2本のプライヤーを使ってください。指でやるとなめらかなラインが作れません。
"M"の左上の端にペンで印をつけて、裏面に折り曲げます。
"Merry"の部分はとりあえずここまでです。次に"Christmas"を作ります。
Step. 5 / Christmas
"Christmas"の"t"から作ります。
60cmの#18ワイヤーを用意して中心を曲げ、"Merry"の"e"と同じようにして"t"を作ります。左から右へ向かうワイヤーが表側に重なるようにしてください。
ラウンドノーズで"t"の左側をつかんで右のワイヤーを大きく上に曲げ、さらに交差部分のすぐ下をつかんで"m"の左端に合うように曲げます。
交差部分のすぐ下で左側のワイヤーを固定して、上に緩く曲げ"s"の下部分のカーブに合わせます。
Step. 6 / Christmas
"m"の上端部分にしるしをつけて、前面に折り曲げます。
角度の調整はstep4でやったように2本のプライヤーを使ってください。
残りの部分も、上端部分に印をつけて前面に折り曲げ、下端に印をつけて裏面に折り曲げます。
Step. 7 / Christmas
"m"の右端の線をラウンドノーズで固定して、ワイヤーを上に曲げます。
"m"の右下端部分をラウンドノーズで固定して、ワイヤーを"a"の左端のカーブに合わせます。
"a"の右上端部分にペンで印をつけて前面に折り返し、しっかり折り目をつけます。
折り曲げた部分をラウンドノーズで固定し、"a"の丸い部分を作ります。
"a"の上部にぶつかるところで前面に折り曲げて、しっかり折り目をつけます。
Step. 8 / Christmas
"a"の右側部分をプライヤーで固定して、ワイヤーを上に曲げ、"s"の左側の形に合わせます。"s"の上端部分にペンで印をつけておきます。
印のところで前面に曲げ、裏に重なっている部分をチェーンノーズで固定して、ワイヤーを右に引っ張ります。
"s"の上端を固定して、ワイヤーを左に曲げて"s"の丸い部分を作ります。
上端をチェーンノーズかラウンドノーズ先端でつまんで右に軽くひねります。
Step. 9 / Christmas
"t"の左側を作っていきます。
"s"の左の折り返し部分にペンで印をつけて前面に折り曲げ、しっかり折り目をつけます。
折り曲げた部分をプライヤーで固定してワイヤーを左に曲げ、"s"の丸い部分を作ります。
"s"の丸い部分をラウンドノーズで固定してワイヤーを上に曲げ、"s"の上端にペンで印をつけます。
印の部分で裏面に折り曲げて、上端部分をラウンドノーズかチェーンノーズの先端で固定してワイヤーを左に引っ張ります。
Step. 10 / Christmas
"s"の左下をラウンドノーズで固定してワイヤーを上に曲げ、"i"の形に合わせたら、"i"の上端に印をつけて裏に折り曲げます。しっかり折り目をつけておいてください。
Step. 11 / Christmas
"i"のワイヤーが重なっている部分をチェーンノーズで固定してワイヤーを上に曲げて、"r"の右側に合わせます。
"r"の左に曲がる部分にペンで印をつけてチェーンノーズで曲げます。
曲げた部分のすぐ左に小さな輪を作ります。ワイヤーは裏に重ねてください。
Step. 12 / Christmas
"r"の左側をラウンドノーズで固定してワイヤーを上に曲げます。
"h"の曲がる部分にペンで印をつけて前面に曲げます。
上端に印をつけてラウンドノーズで曲げます。ワイヤーは文字の裏側に重ねてください。
Step. 13 / Christmas
指で"C"の形を作ります。ワイヤーの先は裏側に重ねてください。
Step. 14
"Merry"と"Christmas"がほぼ完成したので、これからこの2つを組み合わせます。
組み合わせる前に、この2つのパーツを中心が少し前に出るように湾曲させておいてください。こうすると組み合わせやすくなり、且つ脚をつけたときに自立しやすくなります。
"Merry"の右のワイヤーを"y"の下で左に曲げます。
"M"を少し通り過ぎたくらいのところでカットします。
ワイヤーの先に小さな輪を作って、さらに少し丸めます。
"Merry"と"Christmas"を組み合わせたときに、"Merry"の左のワイヤーが"Christmas"の"h"と"C"に重なるよう調整してください。さらに、Merry"の右のワイヤーが"m"の右上部分に接して、"t"の上に重なり、端の輪の部分が"i"のちょうど上に来るように調整してください。
Step. 15
"Merry"の左のワイヤーを"Christmas"の"C"の中に差し込みます。
10cmくらいの#30ワイヤーを4本用意してください。
#30ワイヤ-の中心部分を、"Merry"の右のワイヤーと、"Christmas"の"m"の右上部分に数回巻いて固定します。
さらに#30ワイヤーの両端を"m"に数回巻き付けてから残りは切り取ります。
#30ワイヤ-の中心部分を、"Merry"の右のワイヤーと、"Christmas"の"t"に数回巻いて固定します。それから#30の両端を"t"に数回巻いて残りを切り取ります。
"Merry"の"M"の左下部分と、"Christmas"の"h"の上端部分を#30ワイヤーで固定して残りを切り取ります。
"Merry"の左のワイヤーと"Christmas"の"C"を#30ワイヤーで固定し、残りを切り取ります。
Step. 16
"Christmas"の"s"をフラットノーズかチェーンノーズプライヤーで掴んで、右のワイヤーを下に曲げ、脚を作ります。カリグラフィーっぽいきれいな曲線を自由に作ってください。
"Merry"の左のワイヤーの先を小さな輪にして、さらに内側に少し丸めます。
"Christmas"の左のワイヤーは型紙の通りにカットしてもいいし、下の写真のように飾ってもいいです。
うまく立たない場合は、脚部分をフラットノーズプライヤーで固定しながら文字部分の角度を調整してください。真上や真横から見ると、重心がどちらに傾いているのかわかりやすいです。
FIN
"Merry"の左の輪にドロップビーズを飾ったら完成です。
Merry Christmas!
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