今回の作品は8月に公開する予定だったものの、泣く泣くボツにしたレシピです。
夏休みの自由工作用にと考えたのですが、作るパーツが多いし、ミリ単位で正確に作らなければいけない部分があって、小学生用としてはちょっと難し過ぎました…
とはいえ、せっかく写真も撮ったので、大人の自由工作として公開したいと思います🎵
もくじ
用意するもの
- #14(2.0mm)スチール製カラーワイヤー
- #16(1.6mm)スチール製カラーワイヤー
- #20(0.9mm)スチール製カラーワイヤー
- いつも使っている基本的なプライヤー類
- ニッパー
- やすり(任意)
- 鉛筆と紙(方眼紙が便利)
補足
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プライヤー類についてはこちらの記事を参考にしてください。
- カラーワイヤーはメッキではなくビニール被覆線(PVC)です。
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「100均の道具と材料だけで作れる」という夏休みの企画だったので私はダイソーの黒いワイヤーを使いましたが、ダイソーにこだわらないならもう少しお金をかけて綺麗なワイヤーを使うのもいいかもしれません。例えば日本化線のクラフト用カラーワイヤー、"頑固自在"なら18色から選ぶことができます。φ0.9mmはないのでφ1.0mmを使ってください。("自由自在"の方が色数は多いけど、たぶん軟らかすぎるんじゃないかと思います)
作り方
Step. 1
紙に縦5cm、横2cmの長方形を描きます。
左右の辺に、上から1cm、下から1cm部分に印をつけておきます。さらに長方形の中心にも印をつけます。
写真のように、すべての印と上下の辺に触れるようにS字を描きます。
Step. 2
13cmの#16ワイヤーを用意して、プライヤーで先端を曲げ、step1で描いたS字の端に合わせます。
手で渦巻きを作って、step1で描いたS字の中心部分まで合わせます。
反対側も同じようにして曲げて、下絵とぴったり重なるS字を作ります。
Step. 3
S字を2つずつ組み合わせて6個のハート形にします。
5cmくらいの#20ワイヤーを用意してください。
ハート形にしたS字パーツが触れ合う2か所の内、上側に#20ワイヤーを3回巻いて固定します
この時にS字パーツがずれてしまった場合は、無理やりS字を歪めるのではなく、ちゃんと調整してください。
この写真の場合、右のS字が下にずれているので、右のパーツを上に引っ張って元の位置に戻します。
この写真の場合、左のS字が下にずれているので、左のパーツを上に引っ張って元の位置に戻します。
引っ張ったときに歪んでしまったら、step1で描いた長方形の上に置くなどして整えておいてください。
Step. 4
step3で作ったハート形を2つ組み合わせて、パーツが触れ合う2か所を#20ワイヤーで固定し、連結ハートを作ります。
同じものをもう一つ作ります。連結ハートが2つ、単体ハートが2つになります。
Step. 5
44cmの#16ワイヤーを用意してください。
両端から16cm部分で直角に曲げ、コップみたいな形を作ります。
左下の角から5cmの部分で、また直角に右に曲げます。このとき、左側の辺は内側がちょうど5cmになるようにしてください。
右下の角から5cmの部分でまた直角に左に曲げます。このとき、右側の辺は内側がちょうど5cmになるようにしてください。(この写真は左利きボタンを押しても反転しません)
(内側が5cmになっていさえすればいいので外側の長さは気にする必要はないのですが、
50mm+(1.6mm×2)=53.2mm
なので、外側の長さは53mm以上54mm未満になっていれば大丈夫です)
いま右に曲げたワイヤーの先を、S字パーツを作ったときと同じようにうずまき形にして、step1で描いた下絵の中心まで合わせます。
いま左に曲げたワイヤーの先を、S字パーツを作ったときと同じようにうずまき形にして、step1で描いた下絵の中心まで合わせます。
左上の角を固定しながらうずまきを下に曲げて、左下の角に合わせます。
右上の角を固定しながらうずまきを下に曲げて、右下の角に合わせます。step1の下絵に合わせて、それぞれの印に触れるように形を整えてください。
右側も同じように作ります。左側も同じように作ります。裏返すとやりやすいです。
このパーツの中にはstep4で作った連結ハートがピッタリ収まります。#20ワイヤーを使って連結ハートが触れる4カ所を固定してください。
step5を参考にしながら同じ物をもう一つ作ってください。
Step. 6
40cmの#16ワイヤーを用意して、両端から16cm部分で直角に曲げます。
step5と同じように、下の角から5cmの部分で直角に曲げ、両側の装飾を作ります。(この写真は左利きボタンを押しても反転しません)
この中には単体ハートがピッタリ収まります。#20ワイヤーでハートが触れる4カ所を固定してください。
これを作っていたときはすっかり忘れていたのですが、この短いパーツの方は装飾の下部分4カ所も#20ワイヤーで固定してください。
step10を作っているときに気づいたので、そのときの写真です。長い方はやらなくていいです。
同じ物をもう一つ作ります。これで箱の側面パーツが完成です。
Step. 7
できあがった4つの側面パーツを、長、短、長、短と交互に並べて、それぞれ2カ所を#20ワイヤ-で固定します。
パーツの継ぎ目部分を直角に曲げて箱形にし、両端を#20ワイヤーで固定します。
Step. 8
箱の底面を作ります。
13cmくらいの#16ワイヤーを用意して、先端をフック状に曲げてください。
長い側面パーツの一番左の装飾部分に引っかけ、プライヤーでしっかり固定します。
長い側面パーツの一番右の装飾部分に引っかけ、プライヤーでしっかり固定します。
固定した部分をプライヤーで押さえながら、反対側の側面パーツに向けて直角に曲げます。
反対側の側面パーツに触れる部分で直角に曲げてから、装飾部分に1回巻き付けて、あまりを切り取ります。
同じようにして、底面にあと5本の#16ワイヤーを取り付けてください。
Step. 9
16cmくらいの#16ワイヤーを用意して、先端をフック状に曲げます。
短い側面パーツの2つのハート形装飾の間から、フック状に曲げた部分を差し込み、反対側の側面パーツに引っかけます。
引っかけたワイヤーをプライヤーでしっかり固定します。
反対側は直角に曲げ、短く切ってから内側に折り込んで固定します。
Step. 10
箱の縁を作ります。
42cmくらいの#14ワイヤーを用意して、縦8cm、横12cmの長方形をぴったり内包する長方形を作ります。余りは切り取ってください。
#14ワイヤーと側面パーツを#20ワイヤーで固定します。
#14ワイヤーを、両端部分(青)では箱の内側に、S字装飾部分(赤)では上部に固定してください。
Step. 11
底面の横線と縦線を固定します。30cmくらいの#20ワイヤーを用意してください。
先端から5cmくらいの所で曲げ、底面ワイヤーの一番左の交差部分に引っかけます。交差部分の右上から左下に引っかけてください。
先端から5cmくらいの所で曲げ、底面ワイヤーの一番右の交差部分に引っかけます。交差部分の左上から右下に引っかけてください。
#20ワイヤーの左端を押さえて、右側を交差部分の左下に差し込み、プライヤーで軽く押さえます。
#20ワイヤーの右端を押さえて、左側を交差部分の右下に差し込み、プライヤーで軽く押さえます。
隣の交差部分の右上から左下に向けて1回巻き付け、プライヤーで押さえます。隣の交差部分の左上から右下に向けて1回巻き付け、プライヤーで押さえます。
交差部分に、右上から左下に向けて1回巻き付けます。交差部分に、左上から右下に向けて1回巻き付けます。
同じようにして、右端の交差部分まで固定してください。同じようにして、左端の交差部分まで固定してください。
#20の両端は横線に数回巻き付けてから余りを切り取ります。
Step. 12
S字装飾のワイヤーの端を内側に向けて少し曲げます。
このときワイヤーの端が皮膜から飛び出していないかチェックして、飛び出していたらヤスリで削り取るかニッパーで切り取ってください。
縁の#14ワイヤーの端が箱の縁から飛び出していないか確かめて、切り口部分が側面パーツの角でピッタリ押さえられた状態になるよう整えてください。