今回は前回のト音記号を少し発展させて、ハートつきのト音記号です。２つのパーツがくっついているように見えますが、溶接の必要はなく、1本のワイヤーだけで作れます。
用意するもの
- #20(0.9mm)ワイヤー #20(0.9mm) Round wire
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ) Round-nose pliers
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ) Chain-nose pliers
- ニッパー Wire cutters
- #400の紙やすり 400 grid Polishing paper
- ハンマーと金床 Hummer and Anvil
- 油性マーカー Permanent marker
つくり方
Step. 1
まずは前回と同じく、ト音記号の下絵を描きます。前回と違って中心を丸にしなくてもいいです。
18cmの#20ワイヤーを用意し、チェーンノーズプライヤーを使って端から10cm部分で折り曲げます。
折り曲げた箇所から1.5cm部分と4cm部分にペンで印をつけます。印をつけるのは短い側だけでいいです。
Step. 2
ト音記号のらせんの中心部分から作り始めます。
短い方を表側、長い方を裏側にして、折り曲げた部分をラウンドノーズプライヤーの先端で持ちます。
ちょっと硬くて大変ですが、両方のワイヤーを時計回りにU字に曲げます。
長い方だけを時計回りに１回転させ、らせん形を作ります。
下絵の上に置いて、折り曲げた部分を6時の位置に合わせて形を整えます。短い方は邪魔にならによう右下に向けておいてください。
ト音記号の頂点部分に印をつけます。
Step. 3
緑でハイライトした部分をハンマリングします。
ワイヤーの先端をト音記号のらせんの中に差し込みます。
らせん部分から3cmのところでワイヤーをカットし、先端を巻いて、ト音記号部分は完成です。
Step. 4
ハート部分を作っていきます。
短い方のワイヤーを、ト音記号のらせん部分に沿うように下向きに曲げてから、1.5cm部分の印のところで表側に折り曲げます。
折り曲げた部分をラウンドノーズかチェーンノーズの先端で持って、ワイヤーを下に曲げ、ハートの右側部分を作ります。
折り曲げた部分をラウンドノーズで縦に挟んで少し拡げます。
Step. 5
4cm部分の印のところでワイヤーを曲げます。
次でハートを固定してしまうので、ここでハートの形や角度を整えておいてください。
ト音記号の尻尾部分にワイヤーを引っかけて曲げます。このときワイヤーが引っ張られてハートの形が崩れないように、ハートの下端部分をチェーンノーズでしっかり固定しておいてください。
ワイヤーを短く切って固定します。
緑でハイライトした部分をハンマリングします。この部分は裏側から叩くとやりやすいです。
FIN
傷がついた部分には#400のヤスリを掛けて、完成です。
