編集

クラスプもワイヤーで自作してみよう! 立体ワイヤーウィーブのペンダントクラスプ -レシピ40-

上の写真ではペンダントが目立っていますが、今回解説するのはペンダントを吊り下げているクラスプの方です。(右のペンダントトップはこちらで解説しています)

芯となるワイヤーを重ねて「コ」の字形のブレードができる「立体ワイヤーウィーブ」をします。過去記事で解説した”はしごバスケット編み”を少し応用したものなので、さきに過去記事を見て練習しておくと理解しやすいと思います。

今回の作品は、ワイヤーウィーブをやったことがない人にはちょっと難しいです🌀

用意するもの

  • #20(0.9mm)ワイヤー
  • #30(0.3mm)ワイヤー
  • 3mm丸ビーズ : 1個
  • ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
  • チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
  • ニッパー
  • 太さ3mmの丸い棒
  • 太さ6mmくらいの丸い棒
  • ハンマーと金床(任意)
  • 油性マーカー
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
補足
  • プライヤー類についてはこちらの記事を、ワイヤーについてはこちらの記事を参考にしてください。
  • 太さ3mmと6mmの棒は100円ショップの編み棒が手に入りやすくて便利です。
  • ハンマーと金床はなくても何の問題もありません。見た目もほとんど変わらないし、クラスプとしての機能にもまったく影響しません。ただ私がハンマリングが大好きで無駄に多用しているだけです。

作り方

Step. 1

30cmの20ゲージワイヤー、15cmの20ゲージワイヤー、160cmの30ゲージワイヤーを用意してください。2本の20ゲージワイヤーは、それぞれ中心部分をラウンドノーズプライヤーの3mmの太さの部分を使ってU字に曲げておいてください。

Step1:30cmの20ゲージワイヤー、15cmの20ゲージワイヤー、160cmの30ゲージワイヤーを用意

2本の20ゲージワイヤーのU字に曲げた部分から25mmの部分にペンでしるしをつけ、しるし部分が10mm~15mm位になるようにハの字に開きます。
(どれくらい広げるかはお好みで。15mmまで広げると、トップ写真の左のクラスプくらいに幅広になります)

Step1:U字に曲げた部分から25mmの部分にペンでしるしをつける

30ゲージワイヤーの、左端から10cm位の部分を、長い方の20ゲージワイヤーに3回巻き付けます。30ゲージワイヤーの、右端から10cm位の部分を長い方の20ゲージワイヤーに3回巻き付けます。U字に曲げた部分から7mmくらいのところに、写真と同じ方向に巻いてください。

Step1:30ゲージワイヤーの左端から10cm位の部分を3回巻き付けます。

太さ3mmの棒を用意し、2本の20ゲージワイヤーのU字に曲げた部分に通します。短い方が下、長い方が上です。棒とワイヤーを写真のように持ちながらワイヤーウィーブをしていきます。

Step1:太さ3mmの棒に2本の20ゲージワイヤーを通す

ワイヤーウィーブの説明の中で、自分に近い方を"手前側"、その反対側を"奥側"と呼びます。さらに長い方のワイヤーを"上"、短い方のワイヤーを"下"と呼びます。

Step. 2

手前側、下のワイヤーに、#30ワイヤーを1回巻きます。巻く向きが変わらないよう気を付けてください。

Step2:手前側下のワイヤーに#30ワイヤーを1回巻く

手前側、上のワイヤーに1回巻きます。くどいですが、巻く向きが変わらないよう気を付けてください。

Step2:手前側上のワイヤーに1回巻く

奥側、上のワイヤーに1回巻きます。奥側は手前側とは巻く向きが逆になります。

Step2:奥側上のワイヤーに1回巻く

奥側、下のワイヤーに1回巻きます。巻く向きは奥側、上に巻いた時と同じです。

Step2:奥側下のワイヤーに1回巻く

奥側、上のワイヤーに1回巻きます。

Step2:奥側上のワイヤーに1回巻く

手前側、上のワイヤーに1回巻きます。奥側とは巻く向きが逆になります。

Step2:手前側、上のワイヤーに1回巻く

これで1パターンが完了しました。以降、この繰り返しです。

Step. 3

手前側、下のワイヤーに1回巻きます。

Step3:手前側下のワイヤーに1回巻く

手前側、上のワイヤーに1回巻きます。

Step3:手前側上のワイヤーに1回巻く

奥側、上のワイヤーに1回巻きます

Step3:奥側上のワイヤーに1回巻く

奥側、下のワイヤーに1回巻きます。

Step3:奥側下のワイヤーに1回巻く

奥側、上のワイヤーに1回巻きます。

Step3:奥側上のワイヤーに1回巻く

手前側、上のワイヤーに1回巻きます。

Step3:手前側、上のワイヤーに1回巻く

手前側と奥側で巻く向きが変わることに注意しながら、step1で印をつけた部分までstep3の手順を繰り返してください。

Step3:step1で印をつけた部分までワイヤーウィーブをする

Step. 4

ワイヤーウィーブの終わり部分から20mmの所にペンでしるしをつけ、しるし部分で交差するように内側に向けて曲げます。

Step4:ワイヤーウィーブの終わり部分から20mmの所で交差させる

印をつけた部分までワイヤーウィーブを続けます。#20ワイヤーが交差したままだとワイヤーウィーブがしづらいので、外側に向けて曲げてください。

Step4:交差部分までワイヤーウィーブをする

奥側、下のワイヤーに巻いたところでワイヤーウィーブを止めます。この#30はまだ使うので切り取らないでください。

Step4:奥側下のワイヤーに巻いたところでワイヤーウィーブを止める

Step. 5

外側に曲げておいた長い方のワイヤーを元に戻します。短い方は邪魔にならないように適当によけておきます。

Step5:長い方のワイヤーをまっすぐに整える

長い方のワイヤーを35mmねじります。

Step5:ワイヤーを35mmねじる

ねじった部分をハンマーで平らにします。これは好みなので、やらなくても何の問題もありません。

Step5:ねじった部分をハンマーで平らにする

ねじった部分の先をまっすぐにしておきます。

Step5:ねじった部分の先をまっすぐにする

Step. 6

ねじった部分の先をU字部分に差し込みます。

Step6:ねじった部分の先をU字部分に差し込む

6mmくらいの棒をワイヤーウィーブの中心辺りに添えて曲げながら、ねじった部分をU字部分に差し込んでいきます。

Step6:6mmくらいの棒をワイヤーウィーブの中心辺りに添えて曲げる

2本のワイヤーのU字部分がずれてしまったら、写真のようにラウンドノーズプライヤーを使ってそろえておいてください。完全にそろえてしまうよりは、長い方のワイヤーが多少上にずれていた方が良いです。

Step6:2本のワイヤーのU字部分をラウンドノーズプライヤーを使ってそろえる

ねじった部分を上に曲げます。

Step6:ねじった部分を上に曲げる

Step. 7

3mmビーズを用意し、ワイヤーウィーブの始めと終わりの#30ワイヤーをビーズの両側から通します。

Step7:ワイヤーウィーブの始めと終わりの#30を3mmビーズの両側から通す
Step7:ワイヤーウィーブの始めと終わりの#30を3mmビーズの両側から通す

上側のワイヤーに#30ワイヤーを1回巻きます。

Step7:上側のワイヤーに#30ワイヤーを1回巻く

ビーズ穴横に#30を2~3回巻き付けます。

Step7:ビーズ穴横に#30を2~3回巻き付ける
Step7:ビーズ穴横に#30を2~3回巻き付ける

反対側も同じようにして留めたら、余りの#30は切り取ってください。

Step7:反対側も同じように留める

Step. 8

短い方の#20ワイヤーは、短く切ってラウンドノーズで丸め、クラスプの内側に隠します。

Step8:短い方の#20ワイヤーはラウンドノーズで丸めクラスプの内側に隠す

ねじったワイヤーの先を、裏側からU字部分に差し込みます。

Step8:ねじったワイヤーの先をU字部分に差し込む

ワイヤーを裏側へ曲げてから短く切って、ビーズの横辺りに固定したら完成です。

Step8:ワイヤーをビーズの横辺りに固定
Step8:ワイヤーをビーズの横辺りに固定

Fin

ワイヤーウィーブのペンダントクラスプ完成