前々回の記事で宮結びのピアスを作ったとき、なんだかこれでワイヤーラッピングできそうだなと思って作ってみました。難易度はちょっと高めです。
でも基本的には宮結びのピアスの応用なので、先に過去記事を参考に宮結びを練習しておくと、この作品も作りやすいと思います。
用意するもの
- #24(0.55mm)ワイヤー
- #30(0.3mm)ワイヤー
- 25mm×18mmの楕円カボション 1個
- いつも使っている基本的なプライヤー類
- ニッパー
- 太さ7~8mmの丸い棒(編み棒など)
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
作り方
Step. 1
背面パーツから作ります。
40cmの24ゲージワイヤーを3本用意して、過去記事のstep1~3を参考にして淡路結びを作ってきてください。淡路結びが完成したら、内側のワイヤーから1本ずつ引っ張って、横幅が15mmになるように調整します。
写真は仮留めの#30ワイヤーがずっとつけっぱなしになっていますが、淡路結びか完成したら外して大丈夫です。
Step. 2
淡路結びの上端から10mm上でワイヤー束を交差させます。左の束を裏側に、右の束を表側に重ねます。左の束を表側に、右の束を裏側に重ねます。
上に重ねた方のワイヤー束を横向きの雫形にします。ワイヤーの先はもう片方の束の裏に重ねます。
Step. 3
写真で赤い点のある部分に表側からプライヤーを差し込んで、赤でハイライトした部分を表側にすこし押し出します。
写真で緑の点のある部分に裏側からプライヤーを差し込んで、緑でハイライトした部分を裏側にすこし押し出します。
step2で雫形を作ったのとは反対側のワイヤー束を、1本ずつ差し込みます。写真と同じように裏、表、裏、表となるように差し込みます。
Step. 4
横幅が15mmになるように、内側のワイヤーから1本ずつ引っ張って調整します。
カボションの裏側に写真のように重ねたとき、上端がカボションから少しだけはみ出し、横幅はピッタリであることを確認してください。これで背面パーツの完成です。
Step. 5
次に前面パーツを作ります。
30cmの24ゲージワイヤーを3本用意してください。中心を5cmくらいの30ゲージワイヤーで仮止めして、縦10mmくらいの雫形を作ります。左から右へ向かう方を裏側に、右から左へ向かう方を表側に重ねます。左から右へ向かう方を表側に、右から左へ向かう方を裏側に重ねます。
表側に重ねた方を雫形の中に差し込んで、横向きの雫形になるように整えます。ワイヤーの先はもう片側の裏側に重ねておきます。
もう片方のワイヤー束を緑の点のある位置に差し込んで、横向きの雫形になるように整えます。
横幅が20mmくらいになるように調整したら、前面パーツの完成です。
Step. 6
背面パーツのワイヤー束をまっすぐ平行になるように整えます。
前面パーツの緑でハイライトした部分を表側に少し押し出します。このパーツは形が崩れやすいので気をつけてください。
背面パーツのワイヤー束の片側を、前面パーツに写真のように5cmほど差し込みます。
反対側も同じようにして、背面パーツのもう片側の束を差し込みます。
Step. 7
左右のワイヤー束を少しずつ引っ張って、2つのパーツを近づけます。仮留めの#30ワイヤーはもう外して良いです。
背面パーツをカボション背面に置いたとき、前面パーツがカボション下端の位置にくるように調整します。
⚠️表裏に注意!背面パーツの緑でハイライトした部分が、前面パーツの上に重なっている方が表側です。