メガネ留めのやり方は以前にも書いたんですが、そんなことはすっかり忘れてまた書いてしまいました。(新年早々…💧)
でも前回より詳しく書けたと思うので、まあいいか😅
この記事の通りに作っていくと、メガネ留めの練習をしながらトップ画像のようなピアスが出来上がるようになっています。
ピアスを作りたい人は以下の素材と26ゲージワイヤーを一巻き用意しておいてください。ビーズの大きさは5mm~20mmくらいで、お好きなデザインのもので構いません。メガネ留めの練習をしたいだけならピアス金具は必要ありません。
ちなみにピアス金具の作り方はこちらの過去記事で解説しているので、よかったら作ってみてください。
メガネ留めとは
ここでいうメガネ留めというのは、もちろんメガネを首から吊り下げる紐の事ではなくて、ワイヤーを使ってビーズなどを繋いだり吊り下げたりできるようにする輪のこと、もしくはその技法のことです。丸カンやTピンを使った場合とは違い輪が完全に閉じているので、軟らかいワイヤーで作っても頑丈に繋ぐことができます。
いろいろバリエーションはありますが、基本的にはドロップビーズなどを吊り下げるエンドタイプと、チャームと金具などを中継し連結するタイプの2種類です。上の写真で戯れにプリングルスのおじさんに乗せたのは中継するタイプです。(ふつうは輪と輪の間にビーズを通します)
名前の由来は、おじさんを見てもらえれば分かる通り、形がメガネみたいだからです。ちなみに、英語だと"Wrapped wire loop"とか"Wrapped loop"などと言います。テストには絶対出ません。
ワイヤーアクセサリーの基礎中の基礎なので本などではさらりと説明されていますが、綺麗に作るにはけっこう練習が必要になります。
吊り下げ用メガネ留めのやり方
まずは横穴タイプのドロップビーズなどを吊り下げるメガネ留めを解説します。これさえできればどんなビーズもチャームに早変わりです。
用意するもの
- #26(0.45mm)ワイヤー
- ドロップビーズ(横穴) 1個
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
- ニッパー
中継用メガネ留めのやり方
縦穴ビーズ(ビーズの中央を貫通する穴があるタイプ)を使ったメガネ留めを解説します。このメガネ留めはチャームと金具を連結したり、メガネ留め同士を連結してチェーンを作ったりするのに使います。
用意するもの
- #26(0.45mm)ワイヤー
- 丸ビーズ 1個
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
- ニッパー
Step. 2
曲げた部分のすぐ上をラウンドノーズプライヤーで固定し、ワイヤーの先を反時計回りに8時の方向まで曲げます。曲げた部分のすぐ上をラウンドノーズプライヤーで固定し、ワイヤーの先を時計回りに4時の方向まで曲げます。
メガネ留めを使ってパーツを連結
基本的なメガネ留めが2種類できたので、次にこの2つのメガネ留めをメガネ留めで連結してみましょう。環が完全に閉じているタイプのチャームなども、このやり方で連結することができます。
用意するもの
- #26(0.45mm)ワイヤー
- ビーズ 1個
- 連結するパーツ 2個
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
- ニッパー
"中継用メガネ留め"のstep3と同じようにして2時の方向に曲げ、輪を作ります。
飾りビーズのないメガネ留め
最後に、2つの環の間にビーズを使わないメガネ留めを解説します。
用意するもの
- #26(0.45mm)ワイヤー
- 連結するパーツ 2個 (任意)
- ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ)
- チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ)
- フラットノーズプライヤー(平ペンチ)
- ニッパー
Step. 1
10cmくらいの#26ゲージワイヤーを用意します。メガネ留めを作る練習なのでワイヤーだけでもいいんですが、せっかくなので私はこれまでにメガネ留めで連結したパーツとピアス金具を連結したいと思います。
太いワイヤーを使う場合
あまりないとは思いますが、#22や#20のような太いワイヤーでメガネ留めを作る場合、ねじったワイヤーの上にさらにワイヤーを巻き付けるとかなりの太さになってしまうため、"中継用メガネ留め"と同じやり方をした方がいいと思います。
その際は、ワイヤーを巻き付けるときに左右のワイヤーをそれぞれ逆方向に巻いてください。そうすると、ワイヤーの切り口同士が向かい合って、隙間なく巻き付けることができます。
もしも同じ方向に巻くと、こんな風にどうしてもワイヤーが巻けない部分ができてしまいます。あら捜しでもしなければ見つけられないような小さなミスですが、全体的に何となく雑な印象になるので気をつけましょう。