ワイヤーウィーブとは、芯となる太いワイヤーに細いワイヤーを巻き付けて作った編み目模様のことです。
この記事内でも編み方の解説はしますが、ワイヤーウィーブがまったく初めての人は、下の記事を見て練習しておくといいかもしれません。
【ワイヤーの編み方】フラットで頑丈!かつリバーシブルなワイヤーウィービングパターン
| K's Wire Art
ワイヤーアクセサリーの基礎、ワイヤーウィービングの解説。ちょっと地味だけど、数あるワイヤーウィービングパターンの中でもおそらく一番頑丈なパターンを紹介します。
用意するもの
- #22ワイヤー(0.7mm)
- #20ワイヤー(0.9mm)
- #30ワイヤー(0.3mm)
- #26ワイヤー (0.45mm)
- 6mm×10mm ドロップビーズ(トップホール) : 2個
- ピアスフック
- チェーンノーズプライヤー
- ラウンドノーズプライヤー
- フラットノーズプライヤー
- ニッパー
- 直径10mmくらいの丸い棒
作り方
Step. 1ワイヤーウィーブ:1パターン目
13cmの#22ワイヤーを3本、13cmの#20ワイヤーを1本、100cmくらいの#30ワイヤーを1本用意します。
1本の#22ワイヤーを非利き手に持ち、左端から4cm部分に#30ワイヤーを2~3回巻きます。1本の#22ワイヤーを非利き手に持ち、右端から4cm部分に#30ワイヤーを2~3回巻きます。
(イラストはスペースの関係で端の方に巻いています)
上に#22ワイヤーを1本追加し、端をそろえて持ちます。
2本の#22ワイヤーに#30ワイヤーを1回巻きます。イラストと同じ向きに巻いてください。
上に#22ワイヤーを1本追加。
真ん中と上の#22ワイヤーに1回巻きます。
上に#20ワイヤーを追加します。
これら4本のワイヤーを下から順に1️⃣2️⃣3️⃣4️⃣とします。(イラストにはトランプのマークがありますが、これは気にしないでください😅)
このワイヤーウィーブはこのように、上るときは2本ずつ、下るときは1本ずつ巻くパターンです
Step. 3ワイヤーウィーブ:2パターン目
次からは#20ワイヤーを除いた3本の#22ワイヤーでワイヤーウィーブをします。
1️⃣2️⃣に1回巻きます。
Step. 4ワイヤーウィーブ:1ブロック
Step3を繰り返します。
3本の#22ワイヤーにこのパターンをあと4回、合計5回編んでください。
Step. 5ワイヤーウィーブ完了
3本の#22ワイヤーに5パターン編んでから、4本まとめて2回。これを7回繰り返します。一番最後は4本まとめて巻かなくていいです。
ワイヤーウィーブが5cm、両側のワイヤーウィーブがされていない部分が4cmになるように調整して下さい。
最後に、一番上の#20ワイヤーを含めた4本の芯ワイヤーで1パターン編みます。
#30ワイヤーを1️⃣に2~3回巻いてから、編み終わりと編みはじめ部分の#30ワイヤーを切ります。
#30ワイヤーの切り口が2本の芯ワイヤーの間に挟まった状態になるよう切って、チェーンノーズで押さえておいてください。端が飛び出していると危ないです。
Step. 6しずく形を作る
ワイヤーウィーブ部分の中心に、直径1cmくらいの棒を当てて、U字に曲げます。
#20ワイヤーを下にしてU字に曲げた部分をフラットノーズでつかみ、ワイヤーの先が自分の方に向くように持ちます。
ワイヤーの左側を持って右上へ、右側を左上へ曲げて交差させます。ワイヤーの右側を持って左上へ、左側を右上へ曲げて交差させます。
ワイヤーウィーブの終わりと始め部分を重ねて、しずく形を作ります。
Step. 7ベイル制作と端の処理
裏側に重なっている4本のワイヤーのうち、1番上と2番目の#22ワイヤーを60度くらいに開きます。ワイヤーはまっすぐに整えておいてください。
2本のワイヤーの根元を人差し指と親指でつまんで、ねじっていきます。
1回ねじるごとにワイヤーをまっすぐに整え、角度を一定に保つのがきれいにねじるコツです。
表側に重なっている4本のワイヤーを、ワイヤーウィーブの端部分で垂直になるように上向きに曲げます。
表側の4本のワイヤーを、ワイヤーウィーブの端部分で裏へ折り曲げます。
Step. 8
ねじったワイヤーを、しずく形の上で輪にします。
ワイヤーの先は裏へ曲げた4本のワイヤーの内側を通します。
裏に曲げた4本のワイヤーを、ワイヤーウィーブの終わり部分から5mmくらいの所で切ります。
そしてプライヤーで押さえ、裏側に重なっているワイヤーとねじったワイヤーをしっかり固定します。
はみ出しているねじりワイヤーと残りの#22ワイヤーは切り取ります。ワイヤーの先が飛び出さないように切ってください。
Step. 9ドロップビーズを留める
残った#20ワイヤーをまっすぐ下に曲げ、このワイヤーが全体の中心を貫くように、しずくの形を整えます。
メガネ留めにしたドロップビーズを用意します。
しずく形の表側から、メガネ留めの輪を#20ワイヤーに通します。
ラウンドノーズで#20ワイヤーを裏側へ丸めてビーズを吊り下げます。
Step. 10形を整える
しずくの下端をフラットノーズで固定し、全体を少し後ろに反らせ、ビーズがまっすぐ下に垂れるように,形を整えます。
ピアスフックを取り付けて確認してみてください。
Fin
左右を反転させた同じものを作ったら完成です。