小さなカボションの留め方で「なるほど~」ととても勉強になった動画がありまして、今回はその動画を参考に、NicoleHannaさんのスタイルをちょっと意識してアレンジしたものです。
私が参考にした動画はこちら。👇
以前解説した杉編みと3-3編みがわかる前提で解説するので、分からない人はまず編み方の解説記事を参考に練習することをお勧めします。
用意するもの
Eng
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#22(0.7mm)ワイヤー : 40cm × 3本
3 Pieces 40cm #22(0.7mm) Round wire
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#20(0.9mm)ワイヤー : 30cm × 1本
1 Piece 30cm #20(0.9mm) Round wire
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#30(0.3mm)ワイヤー : 1巻き
1 Spool #30(0.3mm) Round wire
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8mm ラウンドカボション : 1個
1 Piece 8mm Round cabochon
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4mm ボタンビーズ : 1個
1 Piece 4mm Rondelle bead
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いつものプライヤー類とニッパー
Your favorite Pliers and Wire cutters
The word "button bead" which appears in step 21 when you use google
translation means "rondelle bead" .
ワイヤーの規格の違いに気を付けてください
私がこのチュートリアルで使っているラウンドカボションは、スワロフスキー#2090の8mmです。
Step. 1
#20ワイヤーと、3本の#22ワイヤーをそれぞれ真ん中で折り曲げます。
Step. 2
180cmの#30ワイヤーを用意し、半分に折って中心を見つけてください。
1本の#22を手に取り、Step1で折り曲げた部分から#30の中心を10回巻き、角の反対側にも10回巻いてください。
Step. 3
Step2の上に残りの2本の#22を追加、さらにその上に#20を追加します。(動画のように隙間を開ける必要はありません)
そしてイラストのようなパターンを左右に10パターンずつ編んでださい。(イラストは3パターン半編んであります)
このイラストだけでは編み方がわからない方は、
この記事を見て練習してください。
下の写真のように折りたたんだティッシュ(または布)を使って持つと、4本のワイヤーをしっかりホールドできます。
Step. 4
動画と同じように左右のワイヤーを内側に曲げて三角をつくります。右へ向かうワイヤーが上、左へ向かうワイヤーが下です。(うっかり動画と上下を逆にしました。一応、私と同じように作ってください。)
そして8本のワイヤーに左側の#30を巻いて固定します。
以降、この三角部分を”枠”と呼びます。
Step. 5
右へ向かう3本の#22のうち真ん中のワイヤーに,Step4の#30を2cmコイルし、余りは切ってください。
左へ向かう3本の#22のうち 真ん中のワイヤーに,右側の#30を2cmコイルします。
ワイヤーウィーブの巻き終わり部分で切る必要はありません。写真のように、8本のワイヤーをまとめて巻いた部分の裏側をまたいでください。
コイルし終わったら#30の残りは切ってください。切り取った#30が10cm以上ある場合、捨てずにあとでビーズを留めるときにでも使いましょう。
Step. 6
右へ向かっている3本の#22を左下へ、左へ向かっている3本の#22を右上へ曲げ、中にカボションをはめてください。
ワイヤーを枠で折り曲げ(左へ向かっている#20はよける)、さらに一番内側の#22を1回巻いてしっかり固定します。
Step. 7
これ以降、#30の長さは特に指定しません。大体200~300cmくらいに切って使といいと思います。あまり長すぎるといつの間にか折れたり絡まったりするので気を付けてください。
説明で指定した長さ分のパターンを編み終えたらその都度切り取り、次のステップで使用してください。
右下の3本の#22のうち右の2本に、3-2編みを3cmしてください。(真ん中のワイヤーに3回、両方に2回)
編みはじめ部分を反時計回りに半回転させて、カボションの下で波打つような形にします。
そして枠の裏側から中を通して表へ出し、下へ折り曲げます。
Step. 8
Step7の残りの1本をコイル巻きして、3-2編み部分に沿わせます。
Step. 9
左上の3本の#22のうち右の2本に、3-2編みを3cmしてください。(右のワイヤーに3回、両方に2回)
編んだ部分を反時計回りに1回転させて、カボションの上に沿うような形にしてから枠を通して裏へ。(写真はまだ裏に通していない状態です)
Step. 10
Step9の残りの1本の#22に#30を3cmくらいコイルして、3-2編み部分の下に沿わせます。
Step. 11
ここで左へ向かっている#20を、枠の裏から中を通して表に出しておいてください。
今後、この裏側の#20を緑でハイライトし、”緑のワイヤー”と呼びます。
Step. 12
Step7とStep8で下に折り曲げた3本の#22のうち右側の2本に3-2編みをします。(真ん中のワイヤーに3回、両方に2回)
弧の先は緑のワイヤーを少し通り過ぎるくらいの所で切って、緑のワイヤーに折り込んで固定します。
Step. 13
Step12の残りの1本を2cmコイルして、Step12の3-2編みに沿わせ、背面で緑のワイヤーに固定します。
Step. 14
Step9、Step10の3本の#22のうち左側の2本に3-2編みを2cmくらいします。(真ん中のワイヤーに3回、両方に2回)
写真は編みすぎです。後で解きました。
下の3-2編みと同じように反時計回りにターンさせて、Step12の弧の中を通して裏へ。
Step12と同じように緑のワイヤーに固定します。
Step. 15
残り1本の#22も同じようにして、緑のワイヤーに固定してください。
Step. 16
左側の#20(緑のワイヤーの先部分)を、カボション右下のターン部分に差し込み、枠の中から裏へ。
Step. 17
Step4からずっと手付かずだった右に向かっている#20を、反時計回りに1回転させて、枠の中を通して裏へ。
緑のワイヤーより少し長めのところで切って、折り込んで固定します。
Step. 18
Step16の#20を枠から3mmくらい離れたところでラウンドノーズで丸を作り、枠の上に折ります。
Step. 19
カボション周りの装飾から1cmほど上で裏に曲げます。
枠の頂点の両脇を持って、1番内側の#22を表へ押し出します。
Step. 20
枠の頂点部分で、3本の#22のうち一番外側のワイヤーを表に押し出し、下に折り曲げます。
Step. 21
ここにボタンビーズを取り付けます。
10cmの#30ワイヤーを用意し、中心にボタンビーズを通してStep20の三角部分に乗せます。#30は裏へ。
#20と#22の間から表に出し、両側からビーズに通します。
三角部分外側から裏へ、ビーズ穴の下の三角の中を通して表へ。
そしてビーズ穴横の#30に1~2回巻いて、残りは切ります。
Fin
完成です。仕上げにカボション周りの装飾部分をフラットノーズで押さえて、ワイヤーがガタガタ動かないように固定してください。