ワイヤーウィーブで作った枠でカボションを包んだペンダントです。見た目はほとんど前回の記事のペンダントと同じですが、背面をワイヤーで作った木で留めました。半透明の天然石を使えば背面の木が透けて、石の中に木があるように見えます。
用意するもの
- #20(0.9mm)ワイヤー
- #28(0.35mm)ワイヤー
- 18mm×25mmの楕円カボション : 1個
- いつも使っている基本的なプライヤー類
- ニッパー
- 千枚通し、または精密マイナスドライバー
- 油性マーカー
- 太さ10mm強くらいの丸い棒
- 太さ5mmくらいの丸い棒
- プライヤー類についてはこちらの記事を、ワイヤーについてはこちらの記事を参考にしてください。
- 外国製の少し細いワイヤーを使う場合、ワイヤーウィーブの長さが足りなくてカボションを包みきれないかもしれません。記事の説明よりもワイヤーウィーブを長めにするなどして対応してください。(実際に外国製のワイヤーで作ったわけじゃないのではっきりとは言えないです。ごめんなさい😔)
- 精密マイナスドライバーは、狭いところにワイヤーを通すときに使います(無くても作れます)。今までは千枚通しを使っていたんですが、マイナスドライバーがとても便利なことに今回気がつきました^^。ドライバーの先端(刃幅)は1.4mmくらいが使いやすいです。下の写真のようなセットが100円ショップで売っているので、見かけたら購入してみてください。
今回は以下の3つのワイヤーウィーブを使います。
・はしごのような模様ができるワイヤーウィービング
・フラットで頑丈!かつリバーシブルなワイヤーウィービングパターン
・ジグザグ模様のワイヤーウィーブ
背面の木の部分以外の大半が前回と同じなので、解説を省略している部分があります。都度、該当部分へのリンクを張ってあるので、前回の記事も参考にしながら作ってください。ブラウザーの戻るボタンで元の位置に戻ってこられます。
作り方
Step. 1
まずは枠部分のワイヤーウィーブをします。以下のワイヤーを用意してください。
- 20ゲージワイヤー:20cm × 2本
- 20ゲージワイヤー:13cm × 2本
- 28ゲージワイヤー:70cm × 1本
4本の20ゲージワイヤーにはそれぞれ中心にペンで印をつけておいてください。
Step. 2ワイヤーウィーブ1
この過去記事で解説したワイヤーウィーブをします。
20cmの#20ワイヤー2本の中心を揃えて持ち、#20ワイヤーの左端から5cmくらいの所から7mmワイヤーウィーブをします。20cmの#20ワイヤー2本の中心を揃えて持ち、#20ワイヤーの右端から5cmくらいの所から7mmワイヤーウィーブをします。前記事のstep2とまったく同じなので解説は省略します。
Step. 3ワイヤーウィーブ2
ここからこのウィービングパターンを少しアレンジしたパターンに切り替えます。
はしご編みをした2本の#20ワイヤーに2回巻いてから、2本のワイヤーの間から#28ワイヤーを表側に出します。
4️⃣だけに2回巻きます。(4️⃣の下から表側へ、4️⃣の上から裏側へ)
⭐外国製の#28ワイヤ-(φ0.32mm)を使っている場合、ここで3回巻くと誤差を相殺できるかもしれないです。このパターンを作るときは毎回ここで3回巻いてみてください。
Step. 4ワイヤーウィーブ3
ここからこのウィービングパターンに切り替えます。
今はウィービングワイヤーが4️⃣にあるので、3️⃣2️⃣1️⃣の順に裏側から1回ずつ巻きます。(上の解説記事のstep5)
1本の#28ワイヤーを左端から8cm部分で折り曲げて、8cmの方が表側になるように1️⃣に引っかけます。1本の#28ワイヤーを右端から8cm部分で折り曲げて、8cmの方が表側になるように1️⃣に引っかけます。
裏側にある長い方の#28で、このパターンを1回だけ作ります。
Step. 5ワイヤーウィーブ折り返し
100cmの#28ワイヤーを用意します。
step4と同じように、左端から8cm部分を1️⃣に引っかけて、step4と同じパターンを半分だけ作ります。step4と同じように、右端から8cm部分を1️⃣に引っかけて、step4と同じパターンを半分だけ作ります。
step3のパターンを4つ。
step2のパターンを7mm。
短い方の#20ワイヤーを左、右、左、右の順に互い違いに組み合わせ、長い方の#20ワイヤーは外側に反らせます。短い方の#20ワイヤーを右、左、右、左の順に互い違いに組み合わせ、長い方の#20ワイヤーは外側に反らせます。(組み合わせ方は逆でもいいですが、写真と同じように作った方が分かりやすいと思います)
前回の記事のstep10と同じようにして、4本の#20ワイヤーをワイヤーウィーブでまとめます。これも前回と全く同じなので解説は省略します。
Step. 8枝を枠に固定する
一番低い枝から順番に固定していきます。
ワイヤーウィーブを半パターンだけ編んだ部分(ピンクでハイライト)の1️⃣と2️⃣のワイヤーの間に、一番下の#28ワイヤーを枠の外側から通して、1️⃣に3回巻き付けます。
#20ワイヤーの間に#28ワイヤーを通すのが大変な場合は、千枚通しや精密マイナスドライバーを使って隙間を広げてください。
ベイル部分を作ります。作り方は前回の作品のstep11と同じです。
両端の2本は、前作のstep13と同じようにして固定します。